初めまして、今回は陰キャ大学生が独学で英検1級に合格した体験を綴っていきます。
一次試験
リーディング
一次試験で最初に苦労したのはやはり単語でした。普段使わないような難しい英単語を覚えるのは何度やっても簡単なことではありません。
しかし、英検1級のリーディングにおいて半分以上を占める語彙パートは、努力が結果に最も繋がりやすいところですので、モチベーションを保てました。
私が使ったのは「パス単1級」と「出た単1級アプリ」です。単語の覚え方については別の記事で詳しく紹介します。
読解に関しても、英検1級は語彙レベルと文章量が桁違いで、ライティングが控えている中で集中して解くのはとてもエネルギーを使いました。ただし、準1級を合格できるレベルであれば、語彙さえカバーすれば問題ないと考えます。
リスニング
リスニングに関しては、準1級と比べると一回に話される量が圧倒的に増えています。全てを覚えておくことはもちろん不可能なので、何が聞かれているかに集中して解くことが鍵になりました。スピードや語彙については準1級との差をあまり感じませんでしたが、問題の形式が独特なため、過去問を使った対策が必須でした。
ライティング
言わずもがな、英検1級の鬼門であるライティングパートですね。一次試験対策の半分以上はこのライティングパートに費やされました。その理由は、このパートの配点が非常に高く、ライティングの力量が合否に直結するからです。
私が利用した参考書は「英検1級英作文完全制覇」です。試験中、時間に追われながらも自分の意見と理由を整理できず、途中で筆が止まることもありました。事前にテーマとして出題されないことを祈りながら、得意なトピックが出ることを期待しました。
結果として、得意でも苦手でもないトピックが出題され、まずまずの点数を得ましたが、基本的には24点以上が合格のために必要です。
ライティングの対策方法については、別の記事で詳しく紹介します。
一次試験まとめ
以上が、英検1級一次試験に合格したエピソードになります。次は波乱の二次試験です。。。。
二次試験 1回目
一次試験の手応えが少なからずあったため、終了後すぐに二次試験の参考書を買い、対策を始めようとしました。
この時に買ったのは旺文社の”14日でできる! 英検1級 二次試験・面接 完全予想問題 “でした。二次面接まで四週間近くあったのですが、モチベーションが上がらず、私は一次試験の合否発表までだらけて特に勉強をしていませんでした。
大怠け者ですね。。。
対策法
二次面接の二週間前になり、合格が発表されようやくこの参考書に取り掛かりました。しかし、11個のテーマ中、意見を言えるものがこの時点で3つしかありませんでした。また、私は頻出テーマの政治経済や社会的なトピックに精通していませんでした。
そのため、私は得意なトピックに絞って対策をすることにしました。しかし、そもそも2分間英語でスピーチをしたことなどありませんでした。そのため、少々のテンプレ語彙と得意トピックを抱えて、初の二次試験に挑みました。
当日の感想と結果
当日のテーマは「政府は人口を調節すべきか?」のようなものを選びました。私の得意トピックの1つだったのですが、面接終了直後の感想としては、「これで受かったら簡単すぎる」と言ったもので、自分の持ってるものは出せたましたが、全く自信はありませんでした。
結果、このとおり当然惨敗で、自分の英語力、教養、知識の無さを実感することになりました。
二次試験 2回目
不合格の結果を知った後、私はすぐに次回申し込むことを決意しました。
3つの敗因
前回の敗因を分析したところ、3つの大きな問題点を見つけました。
① 英会話力が欠如している
自分の考えていることを英語で言語化する能力が低く、スピーチ中に途中で止まってしまうことがありました。そのため、スピーチで使える語彙や、テンプレートのストックを増やすことを決めました。
②トピックに対して意見がない
今まで政治や経済のトピックに関して考えることがなく、ニュースも見てこなかったため、世界情勢への知識や意見を持っていなかったのです。そのため、英検1級のスピーチトピックの範囲を幅広くカバーしている”英語で話すSDGs“という参考書で対策をすることにしました。
③スピーチの構成が下手
1分間でトピックを選び、スピーチを作ることが要求される中で、スピーチの構成力が合格の鍵であることを認識しました。この課題に対処するために、スピーチ練習の時間を増やすことに決めました。
3ヶ月あったが、、
1回目の試験から3ヶ月ほどあったわけですが、モチベが続くわけもなく、結局本格的に対策を始めたのは1ヶ月前ごろでした。
気分転換のために川沿いを散歩しながらスピーチを練習したり、カフェでぶつぶつ話したりすることで、自分なりにかなりの準備ができたと感じていました。その結果、トピックの範囲や語彙のストックも比較的増えたと感じていました。
当日の感想と結果
今回の二次試験のトピックは、「テクノロジーは農業に利益をもたらすか」でした。
テクノロジーのトピックは私の守備範囲であったため、比較的構成も早くできた感触でした。
終わった後、友人や家族に多分受かったと伝えたのは間違いでした。。。
しかし、二分より早く終わってしまったため、おそらく内容が薄くなっていたのでしょう。
結果はこのとおり、後一歩のところで不合格でした。
発音の評価が上がった勉強法については別の記事にて紹介します。
二次試験 3回目
3回も受けていますがもちろんタダではありません。留学の予定もあり、なんとしても合格したいところでした。
対策法
2回の不合格を受け、今までなくても大丈夫だろうと購入を避けてきた”英検1級面接大特訓“を購入しました。
この参考書を開いて1時間読んだ感想は、「最初からこれやればよかった」でした。
対策法をガラッと変えて合格したのですが、長くなるので詳しい方法は別で紹介します。
当日の感想と結果
私は試験日の1ヶ月後に留学に行く予定がありました。そのため、これが最後だという意識でとても緊張しながら試験会場に向かいました。
トピックは「政府は起業家を支援するためにもっと何かすべきか」でした。
今回の5つのトピックは全て難しく、中には暗号通貨に関するものも含まれていました。そのため、トピックを選ぶのに普段より時間を要しました。結局、比較的答えやすいトピックを選びましたが、得意なものではありませんでした。
またしてもスピーチは二分より少し早めに終わりました。
しかし、途中で止まることもなく、面接官の質問にも理由と例をつけて答えることができました。
終了後の感想は「これで落ちたら英検1級難しすぎる」と言ったもので、自分の力は全て出し切りました。
結果は、このとおり合格で、スッキリして留学に行くことができました。
インタラクションの評価を上げた勉強方法も別の記事で紹介します。
まとめ
今回は英検1級の合格体験談を綴らせていただきました。
このように、怠惰な私は二次試験で2回の不合格を経験しました。しかし、最善の対策法を見つけて、3回目で合格を勝ち取りました。
私の経験から見つけた最も効果的な英検1級の対策法を、一次試験、二次試験それぞれ記事にして、詳しく紹介していきます。
最後までお読みいただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。